ナイトスイム / 難病でリハビリ中の元メジャーリーガーが購入し家族で引っ越したプール付きの家。そこでの新生活は順調に思えたが、そのプールには何かいて……。ジェームズワン&ジェイソンブラムが製作に名を連ねるホラー作品。

ホラーといえば、というジェイソン・ブラムとジェームズワンの二人が製作に名を連ねた「いわくつきプール」ホラー。監督はブライス・マクガイア。主演はワイアット・ラッセル。
メジャーリーガーで活躍したものの、難病によって引退を余儀なくされたレイはリハビリによって復帰を目指しており、家族ともに郊外のプール付きの家を購入、ひっこすことに。それぞれの新生活がスタートし、水中での運動が効果的だったのかレイはめまぐるしい回復をみせてく。しかしプールから謎の声がしたり、そもそも15年間ずっと使われていなかったなど、おかしな点が気になり始め……。
ケリー・コンドン、アメリ・フォーファーレ、ギャヴィン・ウォーレンら共演。
あらすじ
元メジャーリーガーのレイ(ワイアット・ラッセル)は郊外のプール付きの家を中古で購入し、妻子と共に引っ越してくる。難病により早期引退を余儀なくされるも現役復帰を目指す彼が自身の理学療法も兼ねて購入したマイホームは、裏庭にプライベートプールがある憧れの物件にもかかわらず、そのプールは15年間も使われていないという不思議な物件でもあった。新居での生活を満喫する一家だったが、やがてプールに潜む謎の存在によって恐怖のどん底に突き落とされる。(シネマ・トゥデイより)


最初にいっておくとホラー作品なのでまず苦手な人は見ないと思うんですが、突然音が出たり何かがあらわれたりという「びっくり系」の要素も多々あったのでそこはご注意ください。それに加えてやっぱり水っていう「溺れたら死ぬ」っていうのは僕ら陸地で生活するものにとっては根源的恐怖の対象でもあるので、水を活かしたホラーとしての怖さがありましたね。
うろ覚えですが、劇中でも「せっかく陸に上がったのに、水を支配したいのかな」ってセリフがあった気がします。

あとそんなにフューチャーするところではないのですが、みんなでプール掃除してる時に「排水溝に手をつっこんだら……」はめちゃくちゃ痛そうで個人的にはトップレベルでキツかった。なんとなく想像できちゃうからかな。超常現象、化け物、人間が狂ってる系、グロ描写、心のどこかで「フィクションだしな」で自動的に心を保護できるんですけどね(笑)

ほんと「とりつかれた」って言葉がピッタリなように、「プールでリハビリしたらどんどん回復してく」ってエスカレートしていくレイは、志半ばで諦めさせられた夢をもういちど取り戻すチャンスって理由がわかるだけに痛々しいものがあったし、怖くなっていく。それだけ彼にとっての『野球』ってのが大きいんですよね。だから息子との温度差が地味にきつい。ただ最終盤になってビデオレターの続きが見れて、本当に伝えたいことがわかるから、そこも含めて嫌いになれなかったな。いい意味で一番人間味があって共感しやすかった。
演じているワイアット・ラッセルはMCUの2代目キャプテン・アメリカですね。サム=ファルコンが継承するまでの繋ぎやってた人。悪そうな笑顔が似合うタイプ。「サンダーボルツ*」も楽しみだ。

長女イジー周りのエピソードはかなりベタな感じで、水泳部に入部したり、そこでの男の子との恋、パーティ。予告にも使われてますが、そこでふざけあっていたら。みたいなね。ちなみにもともとは3分の短編映画だったものを権利を売って製作されたのがこの映画らしく。ホラーあるあるで色々と肉付けされてます。長男エリオットも遊んでたら謎の存在にきがついて、みたいな。そこでだんだんと何かがおかしいと気がついてく。
そして猫ちゃん……。

あの家、もといプールにはどんな秘密なのか調べてくときの、おばあさんの演出もかなり印象的でしたね。あれしばらく夢に出てきそうでしたね。予告で使わないの偉いなぁ。日本のホラーでの「あの祠をこわしてしまったのか?」に通じるものがありました。一応それっぽい設定で納得させてくれるのは、変に煙に撒かれるよりは好き。

終盤の展開も、プールの秘密=ルールを活かした上での流れだったので割とすんなり受け入れられましたが、逆にいうとホラー映画という意味では割とライトだったかなというのが正直なところ。水の恐怖って部分が思ってたよりも少なかったかな、と。だからって怖くないわけじゃないですけどね。

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