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この作品はずっと「映像化不可能」と言われていたり、「すべてを覆す一行」なんていう宣伝文句があったりとそのトリックがかなり特殊らしくて。それに挑んで実写化したところがすごいですよね。
僕自身としてはタイトルこそ知っていたものの未読だったので、【いきなり映像で見て驚くか】【本で衝撃を受けてから、どう映像にしたかを楽しむか】で迷ったんですが、最終的に電子書籍で購入し、一気に読了。
何を言ってもネタバレになりそうだから触れませんが、読んだ上で全5話をバーっと見た感想としてはやっぱり読んで正解でしたね。なんというか【全てを理解した上でもう一度読み返してる】という気分になるのでそういう楽しみ方ができました。
原作未読で余裕がある人はぜひ本を先に読んでほしいなぁー。
大まかなあらすじとしては、とある孤島にある通称「十角館」という建物やコーヒーカップまであらゆるものが十角形モチーフになった不思議な場所で起きる連続殺人事件が題材。大学のミステリ研の面々が向かったものの、一人ずつ不審な死を遂げていきます。何者かが用意していた「被害者」や「犯人」などのプレート、現実に起きた事件によってパニック状態になりお互いがミステリに精通していて、トリックや知識もあるからこその疑心暗鬼や推理合戦が面白い。
しかもその建物をデザインした建築家が同じ島の自宅にて家族らと共に死亡した事件も起きていて、そこにも動機などの謎がある。
旅行に行かなかったミステリ研メンバーに届いた死者からの手紙をもとに、以後シリーズの主人公となる男・島田という大人など巻き込んで色々と調査を進めていくもう一つの謎解きが同時進行していくからどちらも目が離せません。
ちなみにすべてを覆す一文というのはドラマ版の4話ラストあたりに出てきまして。内容を知っていてもうわーってなりました。お楽しみに。
すでに触れた通りこれは館シリーズの1作目なのでこのまま青木崇高さん続投でドラマもシリーズ化狙えるんじゃないかな。そう書いてる僕自身がまだ原作1個読めただけなんで、いずれ少しずつ読んでいけたら。
森ミステリィのVシリーズも実写化をきっかけに積読を崩して先日最終巻までいけましたので、このタイミングでやっと「館シリーズ」読めたぞ、とそういう満足感もありました。さらに読みたてほやほやで記憶が残ってる状態で、比較しながらドラマ楽しめたのが良かった。
例えばとある人間の死の経緯など、ちょっと変更されてたりするので既読の方も記憶を蘇らせながらぜひ。そこのアレンジに関しては僕は原作の方が好きですけどね。
ということでお知らせでした。
十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫)
全5巻の漫画版はこちら
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