トランスフォーマー/ビースト覚醒 / 大ヒットSFアクション、新章開幕となる7作目。色んな意味で巨大すぎる敵ユニクロンの魔の手から地球を救うため、ロボ型異星人と人間とが手を組んで大冒険。

トランスフォーム(変形)することでお馴染みの大ヒットシリーズ実写映画最新作は、「バンブルビー」と「1作目」の間である1994年が舞台。地球に向けて動き出すユニクロンたちの野望を阻止するため、隠していた「キー」を求めて正義のトランスフォーマーと人間たちが戦いを繰り広げる様を描く。『クリード 炎の宿敵』などのスティーヴン・ケイプル・Jrがメガホンを取り、主演はンソニー・ラモス(「イン・ザ・ハイツ」)。
1994年、青年ノアは幼く病気の弟のためにお金が必要で、悪友からの依頼でしぶしぶ高級車泥棒をすることに。しかしターゲットにした車はトランスフォーマーのミラージュが擬態した姿だった。同時刻、考古学に強いエレーナはハヤブサのオブジェを調査中意図せず中に隠された「キー」を見つけてしまい、敵味方それぞれに場所が知れ渡ってしまう。戦いに巻き込まれた人間二人は地球も危険であることを知り協力することになるが……。
サブタイトル通り、動物からロボットへと変形する新キャラ多数登場。日本語吹き替えにはアニメビーストウォーズの子安武人、高木渉もカムバックした他、オプティマス役の玄田哲章などお馴染みの面々も。人間としては中島健人、仲里依紗が担当。
あらすじ
オプティマスプライム率いるトランスフォーマーたちが地球に来て間もない1994年、最強の敵「ユニクロン」が地球に向けて動き出していた。プライムが仲間たちに召集をかけるが、青年ノア(アンソニー・ラモス)がトランスフォーマーのミラージュの車内に閉じ込められ、意図せず戦いに巻き込まれてしまう。信頼関係を築けない彼らの前に、ハヤブサの姿のビースト型トランスフォーマー、エアレイザーが現れる。


すでに触れてますが、僕にとってトランスフォーマーと言われれれば90年代にやっていた「トランスフォーマー ビーストウォーズ」なので、やっと実写映画でもゴリラのコンボイ(劇中ではオプティマス・プライマル)たちが出てきたぞ!とすごく心踊りました。当時担当していた音響監督さんが携わってくれたおかげでその頃のメンバーである子安さん高木さんがこれにも参加してくれてすごく嬉しい。チータスとかの喋りは当時を彷彿とさせてて感涙ものです。
※話題になってるのでご存じのかたもいると思いますが、多分アニメで一番声優陣がふざけている作品です。制作上での事情などからアドリブを入れる必要があったりして、どんどん暴走してくのがほんとに面白かった。この映画はシリアスなのでおふざけはほとんどありませんでしたけど。

7作目とはいえ、時代を変え、舞台を仕切り直しての新章スタートなのでほとんど新キャラ、ここから見るので全然問題ないのですが、個人的には一つ前の「バンブルビー」がすごく好きな作品なのであんまりロボットとか、って人もぜひ見てほしいなぁと。マジで可愛いんですよね。喋れないからカーステレオでいろんな作品から引用してセリフを言うんですが、今回も初っ端から「イピカイエー」(ダイハード)とか言ってた。
劇中でもオプティマスが「お前は人間に優しくされたけど」(人間を信頼していいかはわからない)みたいなやりとりがあったのも嬉しかった。カメオでいいからヘーリー・スタインフェルド再登場してくれないかな。

今回はその主人公の相棒ポジションをミラージュが担当してて、これがまたゴキゲンですごく良かった。日本語吹き替えをオリラジの藤森慎吾さんがやってますが、かなりピッタリだし、普通にうまかった。ホログラムで敵を撹乱したり、ノリで行動してるって感じでオプティマスに引っ張られてシリアスになりすぎないし、戦闘面でもかなり検討してた。終盤になればなるほど熱くて、ノアとの友情、あの展開はね。全然知らなかったからとてもグッときました。

声といえばケンティも仲さんも本職声優に負けないくらいのクオリティで、入り込んじゃいました。主演の人は「インザハイツ」のイメージが強かったですが、あそこまで明るくなくて弟のために一生懸命なお兄ちゃん感が出てました。「無線」とか「本名はやめた方がいい」がきちんと伏線回収されたりとか、ちゃんと主人公してたし続編も期待させる作りだったので起用しなら次回以降も変更しないでいただきたいです。

アクションについてはもう期待通りの一言で、重低音響かせながらガチャガチャやってるのは大迫力。あまりに滑らかだし敵とか全体が銀色だから若干(どれだけすごいのか)分かりずらいって部分もあるんですが、変形できるからこその強みを活かした戦い方だとか、車両ゆえのスピード感=カーチェイス要素もあって見応えありました。
舞台も博物館、ペルー、そしてマチュピチュと色々うつりますし、最後のバトルの舞台も金属感バリバリ、敵の規模の大きさを感じさえてすごかった。そうそう「ちょうどインティライミってお祭りがやってて」ってセリフにびっくりでした。
予告でも使われてますが、車両系のオートボットと今回のメインの動物のが全員横並びで「行くぞ〜!」ってなるのはテンション上がりましたし、ガッツリ見せ場あって好き。あいつも駆けつけてくれたし。最後までハラハラで楽しませてくれました。

アクションというメインをしっかりやりつつも、ところどころのノリノリの音楽だったり「キー」についてどうするのかの葛藤、それをへて、種を超えた友情というドラマなどなど面白かったです。
一番最後に続編を示唆する流れがありますのでお楽しみに。


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