ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り / 世界中で愛されるテーブルトークRPGを豪華スターで再び実写映画化。ドラゴンなどモンスターが生息する世界。娘のため、盗賊が魔法使いや変身能力者と共に大冒険を繰り広げる。クリス・パイン主演。

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世界初のロールプレイングゲームとも言われているテーブルトークRPG「ダンジョン&ドラゴンズ」世界中で愛されるゲームを実写化したファンタジーアドベンチャー。主演はクリス・パイン。モンスターや魔法の存在がある世界で、娘のために盗賊が仲間ともに大冒険を繰り広げる。
魔法やモンスターが存在するフォーゴトン・レルム。元・聖騎士で今は盗賊のエドガンは相棒の女戦士ホルカとともに脱獄に成功するが、娘を預けた友人に裏切られ、嘘を吹き込まれていた。娘を取り戻し、また亡き妻を生き返らせるために魔法使いや変身能力者などの仲間を得つつ旅を続ける中、街には世界を脅かす魔の手が近づいていた。
スパイダーマンホームカミングの ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリーが脚本を担当し、それに加えアベンジャーズ、エイジオブウルトロン、ガーディアンズオブギャラクシーの制作総指揮であったジェレミー・ラッチャムが制作に参加。
ミシェル・ロドリゲス、ヒュー・グラント、ジャスティス・スミス(ジュラシックワールド /名探偵ピカチュウ)、ソフィア・リリス(ITシリーズ)、クロエ・コールマンら豪華共演。
あらすじ
さまざまな種族やモンスターが共存する世界、フォーゴトン・レルム。盗賊のエドガン(クリス・パイン)は相棒の戦士ホルガ(ミシェル・ロドリゲス)と共に、ある目的のための旅を始める。魔法使いのサイモン(ジャスティス・スミス)らも加わり、世界を脅かす悪の勢力を倒すべく、彼らは立ち上がる。(シネマ・トゥデイより)


ダンジョン&ドラゴンズは名前こそ知っていても僕自身はやったことなくてですね。「ビッグバンセオリー」「ヤングシェルドン」などオタクが出てくる作品でなんか【サイコロ振りながら遊ぶもの】ってぼんやりとした知識しかありません。ジュマンジとかもにも通じるのかな。
でもこの映画はそういうの抜きにしてそのストーリー自体を映像化しているので全く問題ないですし、冒頭で触れた通りRPGの元祖的なものなので「無事にアイテムを手に入れられるか」「危険地帯を脱出できるか」といういわゆるテレビゲームでお馴染みの展開があるのでとても面白かった。

そもそもパーティ=仲間として盗賊、女戦士、魔法使い、変身能力、一時的に仲間になる正統派騎士というのがほんとワクワクする設定で、ラストバトルだけじゃなくその時々によって活躍シーンが盛り込まれているのがいいです。みんな好きになる。特にミシェル・ロドリゲスの姉御はこういう屈強な女性がとても似合うんでね、主に斧を用いた戦闘シーンが何回も出てきてめっちゃカッコよかったです。エドガンとは恋愛こそならないものの信頼し切ったバディとして絆を感じさせるし、娘も懐いてた「私の子」って表現がグッとくる。だから終盤の展開も納得。なんとなく予想できちゃう人も少なくなさそう。それからこの人の別れた旦那さんとのエピソードも「1人の女性」の側面が見えて好き。

基本ストーリーとしてはちゃんとエドガンが主人公していて、妻を失った悲しい過去とだからこそ娘や特殊アイテムのために奮闘するって共感しやすい動機が良かったし、でも道中は適度におちゃらけていい加減っていうバランスが良かった。元々は聖騎士だったのに、というのも中盤で現職のゼンクと共闘することで変わってしまったことが強調されていい。

そのゼンクがね〜予告動画でも「クソ真面目」って言われますけど、正義の味方を絵に描いたような男でマジですごかった。眩しすぎる、真っすぎすぎるのがギャグになってるだけで戦闘の腕もあるしほんと頼りになる。テレビゲームでも一時的に仲間になる有能キャラっていますよね。あえてとんでもないミスをして退場するのかと思ったら「君たちの冒険だ」みたいなこと言って離脱、最後の最後でフォローしてくれたりとほんとカッコ良かった。

変身能力者=ドルイドのドリックもかなり有能で、この人がいなかったら成り立たない箇所がいくつもあった。基本形態?のしろくまと梟の中間みたいな姿も強いと同時に独特の可愛らしさがありますが、状況に合わせていろんなものに変化して。特にお城で情報集してから戻ってくる時の長ーいシーンは映像が迫力あって見入っちゃいました。戦闘面でも大健闘。

パーティ最後の1人、魔法使いは序盤から重力操作などの力を使いつつも「コントロール」が課題で、わかりやすい「成長」を描かれてたキャラ。木村昴さんが吹き替えやってるのもあってこっちもギャグ担当ぽさあるし、ドジりまくりで笑える。だからこそキーアイテムの覚醒とか、後半にかけての魔法使いこなしっぷりはカタルシスあって気持ちい。スカーレットウィッチかな?ってくらいバンバン魔法活用してた。

冒頭で触れた通りアベンジャーズに関わったスタッフが担当してるからバトルシーンの派手さと共闘感はものすごくて、特にラスボスとの戦いはエイジオブウルトロンを彷彿とさせましたし、倒した敵を執拗にボコボコにしてハルクとロキのシーンのオマージュになってて最高。カッコよさと笑いの共存。マーベル映画の明るくていいところを精神的に継承してる気がします。

そう、全編にわたってシリアスでありつつも終始明るいし、笑わせてくれるし、映画ってこういうのでいいんだよなと思わせる作品でした。ストレートに行かなかったり、逆に話の都合が良すぎたりももちろんあったけどキャラが立ってて、見せ場があって。最後にはあー面白かった、って終われる。期待通りでした。

ヒューグラントの胡散臭い演技はもうさすがだし、娘役のクロエコールマンもネトフリオリジナルを含めアクション映画のこういうポジションによく呼ばれてるので今後が楽しみ。正直今回倒せたのはまだ1人だけだから、やろうと思えば続編作れそう。公開当時はマリオがあったから思ったより稼げなかったみたいですが、間違いなく面白かったので2作目を信じたいと思います。

そうそう、特殊な兜を手に入れるために死者を起こして質問するシーン、ツダケンさんとか結構有名声優を贅沢に使ってて笑いました。

U-NEXTにて399円レンタル。吹き替え版で視聴。

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