ソニック × シャドウ TOKYO MISSION / 日本が誇るSEGAのキャラ、ソニックたちを舞台にした実写映画第3弾。人間に恨みをもち、50年の眠りから覚めた最強のハリネズミを止めることができるか。ついに東京でも大暴れ。

SEGAのゲームキャラ、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」を主役にした実写映画シリーズも第3弾。最強のハリネズミがチームの前に現れ、地球の危機をすくため大奮闘。副題通り今回劇中の舞台としてついに東京が登場。メガホンをとるのは過去2作に続いてジェフ・フォラー。人間キャストのジェームズ・マーデンを含め、キャストが集結。新キャラのシャドウの声をキアヌリーブスが担当。
前作のあと、ソニック、テイルス、ナックルズはトム夫妻のもとで仲良く暮らしいたのだが、未曾有の事態が起きたと組織GUNから招集される。脅威とはソニックのように宇宙からきたハリネズミのシャドウ。施設で研究されていたのだがその巨大すぎるパワーを持て余すということで50年もの間眠りに尽かされていた。そんな彼が目覚め、復讐に燃えて暴れ回っているのだという。彼をとめるため、東京へ向かうソニックたち。しかし利害の一致した別の悪党と手を組んでおり、それならばとチームも意外な人物に協力をたのむことになって……。

あらすじ
東京湾沿岸の監獄島に幽閉されていたダークヒーロー・シャドウが長い眠りから目覚め、東京・渋谷の街に姿を現す。世界を揺るがす緊急事態にソニックとテイルス、そしてナックルズから成る「チームソニック」が派遣され、彼らはスクランブル交差点でシャドウと激突する。相手の強大な力に太刀打ちできなかったチームソニックは、シャドウの脅威から世界を救うため、ある存在に助けを求める。(シネマトゥデイより)


これ毎回書いてますが、かっこよくて可愛くてほんとたまらない。このデザインになって良かったですよね。特に目の動きが表情豊かで、イキイキしてる。シャドウの怒りと悲しみに塗りつぶされたような顔とか、切なかったもの。
冒頭でふれたとおり邦題ではTOKYOの文字を副題にいれてアピールしてますが、全体でいうと1/3くらいの割合。それでも結構ガッツリスクランブル交差点とか出てきてテンションあがりましたね。予告で見てて笑いましたが、ポケモンと勘違いされたりとか。そこまで違和感なかったと思います。日本生まれのキャラが劇中できてるの、凱旋って感じで好き。あと後半部分でロンドンがガッツリ出ましたね。

ロボトニックが二人、っていうのもこれまた予告で見てましたが、おじいちゃんだったとは。「映画で同じ役者が一人二役やってるみたいだ」なんてメタ的なセリフが出てきて笑いましたが、このおじいちゃん=ジェラルドがかなりの悪役で、シャドウの復讐心につけこんで色々と計画してる。そもそもこの人が研究してたから悲劇が起きたわけで……。孫のマリアが可哀想。

一方でこれまででてきたロボトニックはなんというか「バイキンマン」的なポジションで、最初祖父の存在に気づかないときや終盤などはソニックたちと共闘してくれて良かった。もともと嫌いになれないキャラだったけどさ。まず登場の時点でインパクトありすぎ。ジムキャリーも、吹き替えの山寺さんもノリノリでおふざけやってるので映画の中のコメディ要素の大部分を担当してましたね。あとは彼の部下であるエージェントストーンも相変わらず「可哀想な目に合う面白さ」担当。ただ、そうやってこれまで積み上げてきたからこそ、最終盤でのロボトニックのメッセージが破壊力がありましたね。泣かされちゃったよ。

ソニック以外の二人にもそれぞれ活躍の場があって、チームとしてすごく見応えあった。特にナックルズに関してはスピンオフドラマを見てるので乱暴な言い方すれば「脳筋キャラ」ではなくなっていて、すごく魅力的。特にソニックがブチギレて暴走しかけた時の彼の反応が、映画2作目と比較してめちゃくちゃ感動的だった。ほんと真の戦士。全体的なテーマとして、【真に正しい行動とは】みたいなものがあると思うんですが、こういうシリーズが続いてく中での変化、成長はやっぱり好き。
ちなみにドラマ見てるとエメラルドの隠し場所でさらに笑えると思います。

参考リンク
【Paramount+ 】ドラマ『ナックルズ』 人気ゲームキャラ実写映画ソニックのスピンオフ。ハリモグラの戦士が地球の暮らしになじむため、あらたな弟子ウェイドを得て大暴れ? 吹き替えキャスト続投、全6話でWOWOWほか配信中。
http://xn--qfusdo8o71s.seesaa.net/article/%E3%83%8A%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%82%BA-Paramount%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9.html

アクションについては今回もかなりパワーアップしてて、特にシャドウの瞬間移動ばりの演出は凄まじい。ゲームでお馴染みのアルマジロみたいな縦回転での転がりもあるし、メカや尻尾を利用したテイルスも可愛い。シャドウがバイクを乗ってるからカーチェイスもあるしね。AKIRAスライドしてて笑った。スカイツリーを舞台に、上からと下からでぶつかるのも見応えあったなぁ。当然ロボトニック関連のメカや巨大ロボも豪華。終盤あたりとか宇宙だもんね。色んな意味でスケールアップ。
先にエメラルド、って書いちゃったけど、本気でとめるために金色モードも登場。ここは完全にドラゴンボールとか、最近のDCスーパーマンみたいな、殴られて吹っ飛び岩にめり込む。的な超パワーのぶつかりあいがすごかった。若干画面がピカピカしすぎな気もするけど、すごく鮮やかで良かった。

ストーリー的にはシャドウの悲しい過去が明らかになるにつれてより同情をさそうけど、地味にロボトニックも感情移入しちゃて、そこは予告で楽しみにしてた時との一番の違いでしたね。さっきも書いたけど泣かされた。「素敵じゃないか」をBGMにおじいちゃんと思い出つくってるところとかさ。

人間キャラも頑張ってて、トムたちの変装という形で過去キャラも再登場してくれた。GUNで出てきた女性エージェントとか、ジェシカジョーンズ役のクリステンリッターさんだから冷徹なイメージがぴったりでしたね。ちなみに吹き替えもジェシカと同じ 渡辺明乃さん。
声優さんといえばシャドウがキアヌだからか、吹き替えが森川さんだった。ソニックたちに比べて大人びてるっていうのが声からもわかっって、会っていたと思います。ソニックが自然すぎてまだ中川大志君だって信じられないよ。本業さんみたい。

全体的に期待を超えてめちゃくちゃ楽しかった。鳥肌立ったり、泣いたり、かっこよさに痺れたり。いろんな要素で魅せてくれて、ますますキャラクターたちが好きになりました。

今回も規模がかなり大きいし、ここで終わりなのかな、なんて思ってたんですけどね。ポストクレジットで続きを示唆する映像でてましたし、27年3月に映画4作目公開予定となってますので、まだまだこの世界を楽しめそうです。

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