近未来のアメリカ、とある州では高額の宝くじが販売されていたが、一つ違うのは日没までに当選者を殺すとその賞金を奪えるというもの。当選者の顔は誰もが持つ端末で知らされ、定期的に居場所が通知されてしまう。引っ越してきたばかりのケイティは偶然がかさなって宝くじ時の所持登録をしてしまい、さらに当選者となってしまう。わけもわからずあらゆる人から狙われる中、彼女を守るというスーツの男が現れ……。
あらすじ
とある未来、特別な宝くじが発行される。当選者か、当選者を日没までに殺した者が数十億ドルを獲得できるルールであり、その場合の殺人は合法である。ケイティ・キム(オークワフィナ)は思いがけず当選券を手にした。逃げるためにやむなくアマチュアのボディーガードであるノエル・キャシディ(ジョン・シナ)と手を組む。彼は賞金の一部と引き換えに、ケイティを日没まで守り抜くと約束した。(作品ページより)
ちょっと大ヒットシリーズの「パージ」を彷彿とさせる設定ですが、一応「当選者しか殺してはいけない」のと、「銃の使用が禁止」なので映像的にはグロさは控えめ。しかもメインキャラのノエルは襲ってくる一般人が倒れたあとに負傷したり窒息しないようにちゃんとケアしてから立ち去るのでやられたらやり返してスッキリってタイプの作品ではありません。
とはいえ周りは殺意剥き出しで襲ってくるのでまあ過激な部類かも。ボタンひとつで巨大な突起が飛び出す武器とか、ハイヒール投げとかほんと殺傷能力たかいものバンバン出てくるし、お金がかかってるとはいえ老いも若きも例外なく向かってるのは地味に恐怖です。ある意味ゾンビものみたい。
そんな彼らを返り討ちにしていくのはジョンシナの肉体を活かしたとても見応えある映像でしたし、カーチェイスもスピード感あっていい。でもそれらひとつ一つのバトルが妙にコミカルで、ニヤニヤしながら見れる。オークワフィナも割としゃべりで笑わせてくれるタイプの女優さんですが、そもそもが意図せず巻き込まれた被害者みたいなポジションなのでどちらかというとツッコミ担当といったところ。ギャグとしてはジョンシナに軍配があがります。
エンドクレジットでNGシーンや「使われなかったギャグ」がたくさん見れるのですが、明らかに【色んなパターンを取って面白いのだけ採用してる】スタイル。特にパニックルームに逃げ込んだ際にノエルが自分のことを語るくだりが面白かったです。ハッフルパフなんだ、とか妹が2人いてどちらも刑務所関係者っていうザ・アメリカンジョークとかね。
あとは最後のオチにも使われてますがタートルズネタが入ってたも地味に嬉しかったな。
ストーリー展開としては序盤の何もしらずに宝くじ所有者になって戸惑ってるところにノエル登場で2人でのドタバタ劇も面白かったし、人形博物館そしてセレブのパニックルームと場所を変えての適度に休憩挟みつつってバランスが良かった。ずっと逃げ惑ってるのは見てるこっちも疲れるし。
そこからは当選者保護組織の要素がガッツリ絡んでくるんですが、見てる人なら怪しいとと感じるだろう予想の通り……。それまでに出てきた登場人物オールスターで一気にピンチになるのも良かったし、爽やかに終わるのも見てて気持ちよかった。
しかもシャンチーでおなじみのシム・リウだしね。冒頭の看板だけの出オチかと思ったら、しっかりメインキャラっていう。
ちょっと変わった部分あるけど、ノエルが一貫して善人だからそこだけは疑わずに見れるし(ケイティは不審がるけどw)、その善意がきちんと実を結んで彼もまた幸せになる終わりがすごく好きでした。前述の通りギャグなオチがあるけどw
オリジナル映画ですがニヤニヤしながら見れてテンポよく進む1時間45分なので、過激なアクションに抵抗なければぜひ。あ、お下品なワードもちょいちょいあるからそこもご注意を。R16+指定です。
アマプラにて吹き替え版で視聴。
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