【Netflix映画】ザ・ユニオン/ マーク・ウォールバーグ主演。地元から出ず、高所作業員として働く普通の男が、元カノの勧誘によって秘密組織のエージェントに。急ピッチで訓練をつんだ男が世界のために奮闘するアクションコメディ。

Netflixオリジナル作品。主演はマークウォールバーグ&ハル・ベリー。「チャイルド・イン・タイム」などのジュリアン・ファリノがメガホンをとる。しがない高所作業員(マッチョ)が、突如として世界をまたにかける秘密諜報機関のメンバーとして参加しミッションに挑むスパイ・アクションコメディ。
地元ニュージャージーを離れず、仲間と共に高所現場での作業員として働いていたマイクだったが、突然高校時代の元カノ・ロクスに再会。二人はふたたびいい感じになるかと思いきや、彼女はその存在すらあまり知られていない諜報機関「ザ・ユニオン」のメンバーであり、とある装置を改修するための新入りとしてマイクをスカウトしにきたのだった。眠らされ気づくとロンドンだった彼は急ピッチで訓練をかされ、ついに作戦がスタートするのだが……。
マイク・コルター(『ルーク・ケイジ』)、アドウェール・アキノエ=アグバエ、ジェシカ・デガウ、アリス・リー、J・K・シモンズら共演。
あらすじ
久しぶりに再会した高校時代の恋人から、ある諜報(ちょうほう)活動に誘われたことをきっかけに、ニュージャージーで建設作業員をしていたごく普通の男が、いきなりスパイに!?(Netflixより)

※日本語の予告は見つかりませんでした。

まあマークウォールバーグつれてきて、冴えないおっさんっていうのも無理があるというか(笑) 最序盤に自分の中学時代の先生と付き合っているっていうギャグシーンがあるのですが、そこで鍛えられた肉体を披露しているので抜擢されたら大活躍しちゃうんだろうなっていう期待が高まります。
高所作業員っていう設定は後半の屋根の上をふくめたパルクールアクションなどでちょっと生かされていて一応の伏線回収ぽさありますが、なにより「どこにでもいそうな人で構成された秘密組織」っていうがこの映画のオリジナリティなので、とつぜんスパイとしてはズブの素人であるマイクが選ばれたことにも一応の説得力があるのが面白かった。たしかに油断させる効果というか、まさかこの人も!?っていうのは効果的だと思います。

JKシモンズ演じる上司を含めてユニオンの面々もなかなか個性的で、特にアマゾンで働いてたという"監督"は逸話が面白かった。ハルベリーはよくある「かっこいい女性もの」主人公感があって、普通に強いし頼りになった。中盤でとある秘密が明らかになるけど、単にちょうどいいからって理由で選んだのではなく当時なくなく別れたこと、まだ未練があるっていうのが感じられて二人の関係性が良かったですね。途中、彼が死んだかと思った時の反応とか……。

二人のシーンとしてはダイジェスト的に流れるトレーニングシーンも地味にすきで、半ばヤケクソになったマイクが危険なこともこなせるようになってくのは見てて気持ちよかった。こいつで大丈夫なのか?っていうところからちゃんと認められていく的な流れ。まあ最初からいきなり上手くはいかないんだけれど、前述の高所おいかけっことか、白熱のカーチェイスとかアクション的な見どころたくさんあってコメディだけどかっこいいところはカッコよかった。

ただ最後まで見るとお話自体は非常にシンプルで、悪者の手に渡ってはいけないデバイスを必死に手に入れようとするってのは冒頭の惨劇のシーンから一貫してるし、そこに裏切り者か?って要素が混じって引っ掻き回されるだけ。割と予想しやすい反面、きちんと主人公の奮闘によって世界の危機が救われたっていう王道のハッピーエンドにつながるから僕は好きです。適度に笑えて、アクションを楽しめた。

ラスト付近も序盤から示唆してた「結婚式」で再び世界がグッと身近になるのも面白いし、でもこのミッションでマイクとロクスの距離は縮まっていて、っていう。続編やろうと思えばできそうな締め方でした。
そうそう舞台がロンドンなのでいろんな景色がでてきてそこも見どころかも。

サクッと見れてよかったです。

Netflixにて吹き替え版で視聴。
8/16よりオリジナル映画として独占配信中。

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