どんなものかも知らせられないほど危険な技術「ハンドル」が盗まれ、イギリス諜報機関MI6は腕は確かだが癖のあるエージェント、フォーチュンに奪還任務を与える。過去にも共に仕事をした弟分的なスナイパー、凄腕のハッカーらチームを組んで作戦がスタートするがなぜか同じMI6でライバルのマイクも同じ任務を受けているようで邪魔をしてくる。重要な人物が死んでしまったことで、ハンドルを売買する武器商人に近づこうとするのだが……。
ドラマ「レギオン」などのオーブリー・プラザ、ジョシュハートネット、怪しげな武器商人にヒューグラントら共演。
あらすじ
イギリスの諜報(ちょうほう)機関・MI6の敏腕エージェント、オーソン・フォーチュン(ジェイソン・ステイサム)は、100億ドルで闇取引される危険なブツ“ハンドル”を追跡、回収する任務を依頼される。ハッカーのサラ・フィデル(オーブリー・プラザ)らと即席チームを組み、行動を開始した彼はハリウッドスターのダニー・フランチェスコ(ジョシュ・ハートネット)を任務に巻き込む。彼らが武器商人グレッグ・シモンズ(ヒュー・グラント)に迫るにつれ、巨大な陰謀が明らかになる。(シネマ・トゥデイより)
僕が縁がなかっただけかもしれませんが、この映画宣伝してた??アマプラの配信予定欄で見つけて楽しみにしてて、見終わってちゃんと調べる今のいままで「アマプラ映画」だと思ってましたよ。劇場公開してたのか。まあガイリッチーだしするよな、っていう。
上記予告動画にも「ステイサム無双」って書かれていますが、他の主演アクション作品と同様にこれでもかってアクションが見られるので期待通りの面白さでしたし、スパイものとしても、チームものしても面白かった。
巻き込まれる、というのか利用される形で参加する役者のダニー(ジョシュハートネット)こそいるものの、他のエージェント3人がかなり有能なんでそれだけでもノンストレスというか変に足を引っ張るのがいないのがいいですよね。主役のオーソンは単騎でひたすら突っ込んでバンバン敵を倒すし、ヒロインのハッカーもかなりの凄腕。あとは弟分的なJJも的確なサポートしててかっこいいです。予告でもちらっと写りますが、やっぱりスナイパーの射撃シーンは燃える。ピンチだったのが一瞬にして逆転するしね。オーソンが信頼をおいてるのもいい。
一方で胡散臭い演技のヒューグラントも最高で、敵ではないもののかなりのメインキャラ。ただのお金持ちって感じで主人公チームの任務のために騙されるだけの存在に見せつつ、終盤あたりでの「カリスマじみたやりとり」はそれまでとのギャップでやられます。この人もまたただモノじゃないっていうのがわかって気持ちいい。まあ序盤のシーンでも車を見せびらかすと思わせてプレゼント、などなかなか粋なことしてたけどね。なお、その車はカーチェイスですごいことになります。防弾仕様のままだよ、ってセリフで全員が察した通りの展開(笑)
アクションは直接ステイサムが戦うものもあれば、そう言ったカーチェイスシーンもあるし(ヘリも出るよ)、スナイパー。規模がデカすぎる軍事兵器などなど様々な種類がありますし、いろんな国や地域を股にかけて追跡劇や取引の監視、潜入があるので飽きなかった。催眠ガスで家主を眠らせてノートパソコンのデータ回収する時「雨にうたえば」に見入っちゃうところとかシュールで笑ったり、敵が替え玉の遺体を用意したのに結局……などなど適度なユーモアも。ハラハラはするけど楽しく見れましたね。
個人的にはライバルのマイク関連がもっと複雑でも良かったのかな、とは思いますが、最後一気に勝負がついてハッピーエンドなのもスカッと見れてこれはこれで良い。「ステイサムがステイサムして世界は救われた」っていういつもの安心感ある映画。こっちもそれを期待してるし、そういうので良いんだよ状態。
そうそう、スパイなのでどこかに忍び込むシーンが多々出てくるんですが、バレないように一人ずつ無力化してちょっとずつ本丸に近づくとか、死体のふりをしてやり過ごすのとかは「ステルスゲーム」(メタルギアソリッドなど)ぽさあってすごくワクワクしました。今後のステイサム映画も楽しみ。エクスペンダブルズ最新作とか。
エンターテイメント、って感じのアクションサスペンスが好きな人は特におすすめ。
アマプラにて吹き替え版視聴。
24年1月現在、Amazonプライムビデオで独占見放題配信中。
動画はこちら
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まだソフトなどは出てないようです。
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