※多少は内容に触れてしまうので、一切の情報を遮断してみたいという方はご遠慮ください。
まず大前提として、かなりショッキングです。ゲームの参加者は大量にいるんですが、ひと試合ごとにどんどん減っていくので、毎回大量の「絶命シーン」が登場します。主に失敗とか、時間切れとかにになって、容赦無く銃弾が飛んでくる。参加者は緑のジャージをきていて、運営側は図形のか書かれた黒いマスクと、ピンク(?)の服を持っている。ドラマは知らなくてもその対照的なビジュアルは見かけたことあるんじゃないでしょうか。
シーズン1の時の予告です。
参加者は皆借金を抱えているなど「お金が欲しい人たち」であり、イカゲームの賞金目当てに参加している。もちろん生きて帰えれなければ意味がないけど、対戦相手が死ねば死ぬほど賞金額も上がるから、ステージが進むにつれてより必死になっていく。
シーズン2からはゲームが終わるごとに「続けるか、やめるか」という投票システムが追加されて、現状の賞金(犠牲になった人の分のお金を、生存者で山分け)を持って生きて帰ることもできる。ただし参加者はお金に困ってるからさっきまで隣にいた人が死んでるのにも関わらず「続行する」を選ぶ人もかなりいる。この辺りのシステムは「The 8 Show」でも面白かったです。そちらもネトフリにて配信中です。
シーズン1のネタバレにも繋がるのですが、主人公であるギフンは最終的に生き残ったものの、このゲームの秘密について知ってしまったため、なんとしても止めようとやっきになります。そして賞金を元手に人を使って、必死に「ゲーム勧誘人」のことをを探し続け、ついに接触、みごと2回目のイカゲームに参加するのがシーズン2のメインストーリー。
メンコの勝負をしかけてくるその勧誘人を演じるのはドラマなどでも有名なコン・ユ。S1ではゲスト的な扱いだったのですが、S2ではちょっと出番増えてますのでお楽しみに。もう一人のキャラクターは運営側の幹部(というかボス?)の男。これはサプライズ扱いなので俳優名は伏せますが、こちらもS2で増えた、というよりはメインキャラクターのひとりに昇格してます。運営側なのに参加者として紛れ込んでくるんです。最初こそギフンに協力的ですが……。
単純に緊迫感あるゲームってだけだとS1の方ががっつりやってるんですが、S2はより明確にギフンの「運営を倒す」っていう目的があるので、経験してるからこそわかる「生き残るコツ」みたいなものがどこまで通用するのか、っていうワクワクがプラスされています。ただ前述の通り参加者によっては賞金の優先順位が一番だから自分勝手に行動したり、事前情報と違うからと言って嘘つき扱いしてきたりと、一枚岩にならずに2ゲーム目からすでにグダグダになってしまいます。ということで犠牲者でまくり。
昨今のアイドル歌手でも「オーディション番組」が流行りましたが、このイカゲームでも似たような楽しみ方ができます。ふと気づくと「この参加者にはぜひ生き残ってほしい」って気持ちになっているです。S1.S2とわず、個性的な面々が多数登場しますのでその性格の違いも面白く、またこれがきっかけでブレイクした俳優、逆に若手俳優がS2から参加とかもあります。
例えばS2からはイム・シワン、カン・ハヌル、パク・ギュヨン、パク・ソンフン、チョ・ユリ、ウィ・ハジュン、ヤン・ドングン、カン・エシム、イ・デイヴィッド、イ・ジヌクといった方々が出てますが、名前ではピンとこなくても、韓国ドラマ、映画見てる人や歌手のファンは見たことある人たちがいると思います。
個人的には手術費用を工面しようと参加しているトランスジェンダーの男性キャラや、麻薬常習者のラッパーにむりやりチームメンバーになってる気弱な少年とかが特に注目してました。
逆に、こいつは別にいいよ、っていうむかつくキャラクターも多く登場します。S2はいけすかない元・金持ちのじいさんとか、祈祷師がうざかった。あとは当然紛れ込んでる運営側ね。死なないの分かってるから、いつ裏切るのかってイライラしてました(笑)
あとはS1から続いて、いなくなった兄弟を探している警官のストーリーもだいぶ進展。ギフンらと接触して別ルートでゲーム会場を目指しますが、こっちにもトラブルが続いて大変。これもS3でどうなるのかマジで気になります。
第3の目線として、参加者を処刑する側の描写もS2から追加。人を殺しているものの、運営側のように完全には腐ってはおらず、遺体をいたずらに冒涜させるのを防ぐためか、必ずトドメをさしていてます。S1のネタバレになってしまいますが、犠牲者の臓器などを売って金にしてる部分もあるんですが、それができないようにしてる。犯罪の片棒をかついでるのは間違い無いのですが、もしかしてギフン側についてくれるのか?みたいな期待があります。
S2はゲーム自体は途中までで、投票をめぐるいざこざや、運営側との衝突など別の理由での過激なバトルが勃発。この辺は結構見るに耐えないシーンの連続だったので、前述の通りそういう映像に耐性ある方向けですね。はげしいドンパチ、倒れてく人々とか、ちょっとした戦争って感じだし。
1話につき1時間超えたりしてるとはいえ、7話なので熱中してみちゃうとあっという間、3日くらいで最後まで来ちゃいました。覚悟してましたが、「ここで!?」ってところで終わってるので、S3配信まですごく長く感じそうです。人によっては、そっちが来てから一気に見るという選択肢もありだと思いますが、24年最後の話題ドラマなのは間違いないので、ちょっとでも気になる方はぜひ。

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