野良猫だったところを優しい飼い主のジョンに拾われ、同じく飼われている犬のオーディと共に自由気ままにくらしていた。そんな時生き別れになっていた父親絡みで悪者集団のボス猫ジンクスに捕まってしまい、父と共にミルク強奪をさせられることに。悠々自適に暮らしてだらけ切った猫が、外の世界で大冒険。次から次へと出てくるギャグシーンの応酬をテンポよく描く。
あらすじ
飼い主のジョンに溺愛されている猫のガーフィールドは、親友の犬オーディと一緒に冷蔵庫の中身を空にするまで大食いしたり、欲しいものがあればジョンのお金でネットショッピングしたりと、自由気ままな毎日を過ごしていた。だが、生き別れた父親ヴィックと再会し、悪い猫に追われているという彼を助けるために、一度も出たことがない家から出ることになる。ずる賢いボス猫のジンクスや癖のある仲間たちと出会う中、ガーフィールドはミルクを盗む計画に巻き込まれ、そこで父との絆を試される。(シネマ・トゥデイより)
公開当時、オリジナル版はクリスプラット、日本吹き替えは山ちゃんって発表されててっきり山寺さんの方かと思ったのにお笑い芸人でびっくりした覚えがあるのですが(MCUスターロードをはじめ山寺さんがやることが多いので)、大方の予想通り、まあ「聞きやすい」とは言えないっていうのが正直なところでした(汗) そもそもの声質的にナレーションやってた時も何言ってるかわからない時あったんですが、この映画でも……。
おそらくテッドの有吉さんみたいなことがやりたかったんでしょうけどね。子猫ではないけど、父猫が登場するから渋すぎる声もダメ、今回のガーフィールドの「ハイハイやればいいんでしょ」って態度とか、ツッコミシーンも多々あるのでそこまで違和感はないんですけどね。滑舌〜
その分傍を固めるのが山路さんと磯部さんなので(ステイサム兄貴/ハリソンフォード)大ベテランなので、きちっとしまるところはしまってました。ただ基本的にコメディなので、この人たちもノリノリでおふざけやり放題。
まず本編にいくまえにガーフィールドがいかにしてジョンに飼われることになったのか経緯が描かれるんですが、これは本当に可愛らしくて。成長するとその太々しさなどからおっさんみたいな、人間味あふれるオーラでちゃうんですが、この頃はキュート全開。もふもふで、目が大きくて、ほんとたまらなかった。この頃から食いしん坊が炸裂してて、ありえない食べっぷりにニヤニヤ。これはジョンも連れて帰らずにはいられないはずだよ。お父さんが彼を一人にして、結果として返ってこなかったわけですが、映画終盤でその父親目線でも描かれるので、また少し印象が変わります。
先にいってしまうと、予想通りその親子の絆が核となってましてね。久々に父親に会えたと思ったらトラブルをもってきて、それを父と息子でなんとか対処しようとする。悪態をつきながらもチームワークを育み最後には……。さらに実は捨てたわけじゃなかったと本人が気づくところも含めて、王道の展開を丁寧にやってるんで結構ジーンときちゃいましたね。親の愛情。
ただその要素がありつつ、前編アクションコメディなので、「トムとジェエリー」のような、漫画的なギャグがバンバン入りつつの大冒険が展開。ちょっと次から次へとドタバタが続くのでじゃっかんとっ散らかってる感がありますが、子供は飽きなくていいかもしれません。吹っ飛ばされてと跳躍しながら最後には目的地へ、だとかそういう系です。他にも作戦会議の時に使うコードネームが、だとか、「カッコつけてわざとゆっくりしゃべる」なんてのもありましたね。
コロンビアだからなのか、ミッションインポッシブルやトップガン、トムクルーズについて言及するくだりがあって笑いました。
親子に復讐を狙ってあやつる悪い猫のジンクス一派に加えて、ミルク盗み出しミッションの障壁となる警備部長の屈強な女性も敵として登場。まあ泥棒した野良猫だしどう見ても正義は向こうにあるんですけどね。かなりやり手でヒヤヒヤさせられます。ちなみに猫同士は会話できるけど、それは人間にはニャーニャーとしか聞こえないってシステム。犬のオーディも鳴き声のみですが、口調と表情で何言ってるかよくわかるからすごい。
101分と平均的な長さですが、ずっとテンポよく進んでいきますし、幼少期編、再会〜訓練〜ミッションスタート、その後のトラブル解決と、親子の和解とわかりやすいストーリーで1本にまとまってるので、あっという間に見れました。
ファミリーで安心してみられる作品。あ、美味しそうなシーンんがかなりあるので、飯テロとしてご注意を。ぜひピザやラザニアを用意してご覧ください。
WOWOWオンデマンドにて吹き替え版で視聴。

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